ロスト・イン・ラ・マンチャ

　監督　キース・フルトン
　出演　テリー・ギリアム　ジョニー・デップ　ジャン・ロシュフォール

テリー・ギリアム監督が「ドン・キホーテを殺した男」を制作中、様々なトラブルや不運が重なり撮影が頓挫してしまった。
そんなドキュメンタリー、切ないこと間違いなしです。
でもスクリーンのジョニー観たさに映画館まで行きました。
さすがドキュメンタリー、映画制作のウラ側が見られたし、俳優さんたちの素の表情を見られるのでちょっと得した気分も味わえますが。。。
とはいえ、最初子供のような笑顔を見せていたギリアム監督の表情がどんどん険しくなってくるのが見てて辛かったです。
ギリアム監督の「ドン・キホーテを殺した男」に注ぐ情熱がひしひしと伝わってきて感動したし、ぜひ完成させてほしいと思いました。
どんな映画になるんでしょうね？
実際の撮影風景はほんの少ししかなかったけど、役者さんたちもそれぞれ個性的だし、衣装もとっても面白いものだったので撮影中止になったことは本当に残念に思います。
主役のジャン・ロシュフォールのドン・キホーテ？もちょっと滑稽で魅力的だし、そこへ迷い込んだジョニーがどう絡んでくるのか観てみたいものですね。
ジョニーファンとしてはジョニーの素の部分が少しでも観られるのは嬉しいし、撮影シーンでズタボロなジョニーもこれまた素敵で。。。。
それにいろいろと問題続きで困難な撮影にも関わらず、仕事に対して真っ直ぐな姿勢で取り組んでいるジョニーに惚れ直します。。。。
ロスト・イン・ラ・マンチャは完成されなかった映画のドキュメント、この上なくどんより暗い気持ちになること請け合いですが（笑）それでも私は観てよかったと思えるものでした。