私は「うつ依存症」の女

　監督　エーリク・ショルビャルグ
　出演　クリスティーナ・リッチ　ジェイソン・ビッグ　ジェシカ・ラング

自伝小説が基になってるお話。
クリスティーナ・リッチが気に入り映画化を熱望したというだけあって、クリスティーナの演技は気迫が感じられました。
「うつ依存症」なんていうから、うつに依存してる女の話（そのままじゃん）かと思ってただけど、そうじゃなかったですね。
親の離婚、母親の過干渉、いい子でいなくちゃという重圧と色々なストレスが重なりうつになってしまったエリザベス。
大学に入り、寮で生活するようになって、ルームメイトとも仲良く出来てたし、勉強も全て順調にみえていたのにちょっとしたことがキッカケでキレてしまって押さえがきかなくなる。
うつはやっぱり治療をしていてもなかなかよくはならないものなんでしょうね。
それでも彼ができて少しは満たされて落ち着くのかなと思ってたけど、そうではなかったんですね！
エリザベスと母親との言い争うシーンは見てて本当に辛かったです。
怒ったと思ったら、私は悪い子だと泣き、またキレてまたすぐ泣く。
そんな娘の様子を見てる母親の気持ちを考えるとどれほどの悲しみだろうかと思う。
実際にうつの人の家族の話を聞くと想像を超える苦労があるらしいですね。
でも今はストレス社会だとか言って、うつや軽うつの人は増えてきているようです。
私の周りにも軽うつの人は結構いるのかもしれませんね。