グッド・シェパード

　監督　ロバート・デ・ニーロ
　出演　マット・デイモン　アンジェリーナ・ジョリー

ロバート・デ・ニーロの監督作。
大好きなマット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリーの共演、しかも夫婦役ってことで、ぜひ観なきゃと思って行きました。
しっかし、想像以上に重かったぁ。。。
ＣＩＡ誕生にすべてを捧げた男をマットが演じる！
きっとかっこいいところが少しは観られるんだろと思っていたけども、そういうお話ではなかったですね。
アンジーもいつものお色気満載、キレイオーラは封印して、演技派女優としての切ない演技が観られました。
いつものイメージとは違う2人が観られてよかったです。
マット演じる、エドワードはドコを目指してたんでしょうね。
私には、大きな流れに身を任せてしまったら、たどり着いたというふうに見えました。
こんな結末？未来？を思い描いて目指してたわけではないと思います。
結局、エドワードは何も大切なものは手に入れなかったんじゃないですか？
出世、地位、名誉は得たとしても、大事な人は傷つけ、結ばれず、妻に愛情は注げず。
そんなの幸せではないですもんね。
息子の命は守れたけど、息子の大切な人は守れなかった。
ほんの少しのことで人生が大きく変わってしまう、怖いなあ。
エドワードもどこかでちょっと違う道を選んでいたら、もう少し幸せになれたのかも？
エドワードは無口で、感情や考えてることが分かりにくい人だけど、本当に家族よりを仕事を選んで日々過ごしていたわけではないですよね。
こういう誰も幸せになれないお話は空しいですねぇ。
観終わってからなにやらいろいろ考えてしまいます。