コラテラル

　監督　マイケル・マン
　出演　トム・クルーズ　ジェイミー・フォックス

トム・クルーズはそれほど好きではないんだけど、初の本格的悪役だし、こういう話は好みだしって思って観に行きました。
よかった！うんうん、よかったです！
トム・クルーズがかっこよかったかどうかは置いといて・・・・このヴィンセントがどこまでも冷血でよかったです。
普通、悪役というか殺し屋が主役だったりすると少しは「あ、こいつ本当はいい奴？」て思わせる場面があったりするんだけどそんなところが全くなくて、あくまでもクールで冷たい！！！そこがたまらんです！
これでヴィンセントが殺しを躊躇ったり過去や家族の話なんぞされたら台無しになるとこでした。
この映画の最初はジェイミー・フォックス演じる、タクシードライバーのシーンが続くのだけど、淡々としてるようなのに退屈することなんかなく引き込まれました。
ジェイミー・フォックスの演技は光ってましたね！
この人の演技でさらにこの映画がグレードアップですな～。
真面目なごく普通のタクシードライバーがいきなり殺し屋と関わることになり、しかも運転手として使われたり、殺しの現場に立ち会わされたりと考えられないような展開！
このマックスとヴィンセントのやり取りもいいですね！
なんとかヴィンセントの殺しを止めようとヴィンセントの鞄を捨てたり命がけで事故を起こしたりしてみるのだけど、結局上手くいかずついに最後の１人になってしまう。
その１人が今日乗せたばかりの女検事さん。
マックスがどうにかして助けようと奮闘する姿はかっこよかったですね！
ラストは予想できなかったです！
ヴィンセントは最後まで悪のまま５人目もやり遂げるのか、それともマックスが止めることができるのか。
ヴィンセントが死んでしまうのはちょっとびっくりしたけど、私としてはよかったかな～。