アビエーター

　監督　マーティン・スコセッシ
　出演　レオナルド・ディカプリオ　ケイト・ブランシェット　ケイト・ベッキンセール

とても華やかな映画ですね！
もちろん豪華な出演者も華やかですが、ハワード・ヒューズの豪快な生き方に圧倒されました。
飛行機や映画作りにかける情熱は並大抵のものではないですよね。
映画１本に２年も３年もかけるなんて！
今までハワード・ヒューズという人のことは全く知らなかったんだけど、レオくんの演技はきっとハワード・ヒューズはこういう人だったんだろうなと思わせる気迫溢れるものでした。
ハワード・ヒューズは大富豪で才能にも恵まれて、欲しいと思ったものはなんでも手に入れることができる環境にいたけれど、それだけでは決して幸せだとは言えないですね。
子供の頃に受けた、伝染病を恐れる母からの影響が後にあんな風に出てきてしまうなんてコワイですよね。
１度社内で閉じこもった時はなんとか外に出れて、公聴会も上手く乗り切れたけど、あのときはすでに心は限界だったんですね。
人の心ってもろいものですね。
あれだけ恵まれているように思える人でも、ちょっとしたことが引き金になって壊れてしまうんですから。。。
この映画はもう少し後の、精神が破綻してしまって後年ホテルで孤独に引きこもっていたところも描いてるのかと思ってました。
でもあの、決定的に発症したところで終わってよかったんでしょうね。
あれ以上見せられたら、もっと暗く切ない後味の悪いものになってたかも？
これで改めてレオくんの素晴らしい演技力が証明されましたね！
オスカー取らせてあげたかった！