フォーガットン

　監督　ジョセフ・ルーベン
　出演　ジュリアン・ムーア　ドミニク・ウエスト　ゲイリー・シニーズ

もし大切な人の想い出の物が全て消えてしまったら、もし周りの人の記憶からも全て消えてしまったら。
そんなコワイことはないですよね。
自分以外の人みんなの記憶からなくなってしまって、自分が間違ってるなんて言われたらパニックになりますね。
ジュリアン・ムーアがいいんですよねぇ。
息子のことを思って、とんでもない状況下の中、強く逞しく立ち向かっていく姿が涙を誘います。
今までジュリアン・ムーアって母のイメージがなかったんだけど、息子と接しているテリーは母の顔になってましたねぇ。
で、これって全体の作りはよかったのに、人が空に飛ばされるシーンはちょっと笑っちゃいますよね？
不意打ちにすっごく驚いて、ビクンってなるんだけど、そのあと笑っちゃいました。
別荘のシーンはまだ分かるんだけど、アッシュの家の窓から落ちた時、下に落ちる人と空に上がるアッシュに分かれたのは可笑しかったわ。
母の愛とか親子の絆が理解できないから、実験してるってことなんだけど、それもちょっと弱い気がしました。
どうしてそんなことに興味持ったのかしらね？笑
でもアメリカや日本でも、時々小さな子供が突然消えたりしてますよね。
それを考えるとちょっとコワイものを感じます。
この映画はもう少し、コワイのかなって思ってたんだけど、そうコワイ話ではなかったですね。
それがちょっと期待外れだったかな～。